「布団に入ってもなかなか眠れない」「夜中に何度も目が覚める」。眠れない夜があるだけで、翌日の仕事や家事がつらく感じることがあります。
不眠はストレスなどをきっかけに一時的に起こることもあります。一方で、長く続く場合や日中の生活に影響している場合には、原因を整理して適切な支援につながることが大切です。
「眠れない」にはいくつかのタイプがあります
不眠の症状は一つではありません。代表的には次のような形があります。
- 入眠困難:寝床に入ってもなかなか眠れない
- 中途覚醒:夜中に何度も目が覚める
- 早朝覚醒:予定よりかなり早く目が覚め、その後眠れない
眠りの問題が続くと、「休んだ感じがしない」「日中に集中できない」「気分が落ち込む」といった困りごとにつながる場合があります。
ストレスと睡眠は影響し合います
仕事、人間関係、生活環境の変化など、強いストレスがある時期には一時的な不眠が起こることがあります。また、「今日こそ眠らなければ」と強く意識するほど緊張し、かえって寝つきにくくなることもあります。
睡眠時間の長さだけでなく、「日中にどの程度困っているか」「眠れない状態がどのくらい続いているか」も重要な情報です。
今夜から見直せる基本的な習慣
睡眠の問題があるときには、まず日々の習慣を確認してみましょう。
- 起床時間を大きくずらしすぎない
- 寝る直前のカフェインやニコチンを控える
- 寝酒を睡眠対策として習慣化しない
- 日中に無理のない範囲で体を動かす
- 眠れないまま長時間寝床で焦り続けない
眠れないからと長時間寝床で過ごし続けることが、かえって眠りを浅くする場合もあります。自分に合った方法は年齢や生活リズム、健康状態によって異なります。
医療機関への相談を考えたいとき
国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」では、不眠が週3日以上・3か月以上続く場合には、治療が必要な不眠症の可能性があると説明しています。ただし、期間がそこまで長くなくても、日常生活への影響が大きい場合や、他のこころ・体の症状を伴う場合には早めの相談が選択肢になります。
- 仕事や運転など日中の活動に支障が出ている
- 気分の落ち込みや強い不安も続いている
- 睡眠のことで毎晩強く悩んでいる
- いびきや呼吸の停止を指摘されている
- 市販薬や飲酒に頼る状態が続いている
眠気が強いときの注意:強い眠気がある状態での自動車運転や危険を伴う作業は避け、安全を優先してください。
参考情報
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断や治療を行うものではありません。